2019年 03月 17日
《column》ピエール瀧、薬物逮捕のその後の顛末 |
自分が思うより大きな騒動になっているピエール瀧の薬物騒動。
最近はワイドショーとか見てなかったんだけど、気になってみてみたら薬物使用のことについては多くの人が批判をしていたのだけど、瀧さんの周辺とか街の人のインタビューでは瀧さんのことを悪く言う人は居なくて、だいたいの人が僕が前回の記事で書いたように「瀧がコカインで逮捕?それが何か?」って感じに僕には見えた。
しかし世の制裁は(これも予想通りだったんだけど)厳しいもので、彼の場合は音楽だけでなく役者もやっていたので、そっちで多方面に迷惑をかけていることが記事に出ていた。
ピエール瀧容疑者逮捕 賠償金は10億円?
僕は、彼の役者稼業のことに疎く、その被害総額にびっくりしたんだけど(元ネタ、スポーツ紙なんでアレだけど)、考えたら「アナ雪」のオラフとか NHKの朝ドラとかやってるから、彼は僕が思っている以上に大きな社会的責任を背負ってる立場なのだなということを認識した。
ところで(これも当たり前なんだけど)電気グルーヴ関連の作品が全回収されるそうで、確か槇原敬之のときも同じだったと記憶するので、これも驚きではなかったのだが、愛着のあるグループだけに寂しい思いはした。
ところで(これも当たり前なんだけど)電気グルーヴ関連の作品が全回収されるそうで、確か槇原敬之のときも同じだったと記憶するので、これも驚きではなかったのだが、愛着のあるグループだけに寂しい思いはした。
「電気グルーヴのCDおよび映像商品の出荷停止、在庫回収、配信停止」
— skmtcommmons (@skmt09) 2019年3月14日
なんのための自粛ですか?電グルの音楽が売られていて困る人がいますか?ドラッグを使用した人間の作った音楽は聴きたくないという人は、ただ聴かなければいいんだけなんだから。音楽に罪はない。
電気グルーヴの作品の出荷停止、店頭在庫回収、配信停止に、断固反対する。 https://t.co/9D0bKornsf
— ソウル・フラワー・ユニオン (@soulflowerunion) 2019年3月14日
他にも多くの人がこの件に関して異を唱えていたが、僕の意見を書くといわゆる世の慣例というヤツで、昔話になるがRCサクセションが洋楽のカバーアルバム「COVERS」を発売しようとしたところ、曲中に原発のことを批判した歌があったため、発売元である東芝が原発サプライヤーであるという理由から「発売中止」になったという事件があった。企業とは、資本の名のもとに動いていて、音楽の内容なんて見ちゃいない。自社ブランドを守ることが最優先で、その内容が如何に素晴らしいものであろうとも、そうした判断を下すのが企業である。これに関して、僕は違和感を覚えない。諦めてると言っても良い。世の中とはそうしたものだ。
今回の場合は、ソニーというブランド名が汚れるという理由と、しっかり対処してますよという世間へのアピールという意味が大きいのは分かるので、こうしたことがあっても別におかしくないなとは思う。
こうした事態を見ていて、自分はあることを思いついた。
こうした事態を見ていて、自分はあることを思いついた。
電気グルーヴには「3月はMarch」というお別れについて歌った歌がある。
この曲はもともとメジャーデビュー3枚目の「KARATEKA」に収録された曲で、ずっとライブでもやってなかった曲なんだけど、最近歌詞を改変してライブでよく披露してる曲だ。
当初は「別れるのが泣けるなんて馬鹿らしい どんな人だって100年後には死んじゃうよ バカ面でゴマかシて お別れしよう “なんか切ないね”」(https://www.oricon.co.jp/prof/239381/lyrics/I009477/)という内容で、当時の石野卓球の心境は計り知れないものがあるが、別れに直面して、本音は「切ない」なんだけど、それをあえて(当時のひねた視点で)笑い飛ばしてしまおうという曲のように僕には思えた。
最近の歌詞は、このように変えられている。
【旧歌詞】
完璧な仲なんてある訳ないよ
ずっと続けば煙たくもあるし
【新歌詞】
完璧な仲間と歩きたいよ
ずっと続けていることもあるし
「March」収録のアルバム「KARATEKA」が発売されたのが、1992年。この曲を「3月はMarch」と改題して、ライブで披露するようになったのがここ2~3年のことなので、25年の時を経て、今の気分にフィットする歌詞に変えたのが上に書いたものになるのだけど、方向性180度転換というか、当時も別にピエール瀧のことを煙たがってた訳ではないと石野本人は言っていたのだけど、それをこのように変え、最近のライブでは毎回セトリに入ってたりするので、石野本人ひいては電気グルーヴにとって大事な曲になったのだと思うのだけど。
僕はファンの人が寂しがってるツイートをしてるのをたくさん目にしたので、「いや、石野本人がライブでちゃんと歌にしてるじゃん」と思って、動画にしてYouTubeにアップロードしようとした。
ずっと続けば煙たくもあるし
【新歌詞】
完璧な仲間と歩きたいよ
ずっと続けていることもあるし
「March」収録のアルバム「KARATEKA」が発売されたのが、1992年。この曲を「3月はMarch」と改題して、ライブで披露するようになったのがここ2~3年のことなので、25年の時を経て、今の気分にフィットする歌詞に変えたのが上に書いたものになるのだけど、方向性180度転換というか、当時も別にピエール瀧のことを煙たがってた訳ではないと石野本人は言っていたのだけど、それをこのように変え、最近のライブでは毎回セトリに入ってたりするので、石野本人ひいては電気グルーヴにとって大事な曲になったのだと思うのだけど。
僕はファンの人が寂しがってるツイートをしてるのをたくさん目にしたので、「いや、石野本人がライブでちゃんと歌にしてるじゃん」と思って、動画にしてYouTubeにアップロードしようとした。
ところがYouTubeは、AIを搭載してるのか投稿と同時に著作者からの申し立てがあったと警告があり、日本からは閲覧できない状態でのアップロードとなってしまった。
僕は多くの電気ファンの人に、自分の動画を届けたかったので、これでは意味がないと思い、比較的著作権にゆるいニコ動にこの動画をあげた。
しかし、丸一日も立たないうちに動画は削除。今までそうした動画をいくつもニコ動にあげていたのに、こんな対応を喰らったのは初めてだったので、びっくりした。
そして今は仕方がないので、YouTubeでもニコ動でもない場所に自分の動画をあげた。
(実際の動画はリンク先で視聴下さい https://www.dailymotion.com/video/x749uva)
僕は多くの電気ファンの人に、自分の動画を届けたかったので、これでは意味がないと思い、比較的著作権にゆるいニコ動にこの動画をあげた。
しかし、丸一日も立たないうちに動画は削除。今までそうした動画をいくつもニコ動にあげていたのに、こんな対応を喰らったのは初めてだったので、びっくりした。
そして今は仕方がないので、YouTubeでもニコ動でもない場所に自分の動画をあげた。
日本ではあまり見られてなさそうな動画サイトにあげて、他の電気ファンがこれを見つけてくれるのかというと疑問だが、ちょっと意地になってる部分もあって、ついあげてしまった。
以上が、自分が前回ピエール瀧のことを記事にしてから後に起こったことで、記録という意味もあって今回はその後の顛末を記事にした。
通常、芸能界で薬物騒動を起こすと復帰できないケースもままあるが、ミュージシャンの場合は別で、現に薬物で何度も逮捕されてるにも関わらず、現役で活躍し続けるミュージシャンは多数いる。
これはどういうことなのかと改めて考えたのだけど、まずミュージシャンというものはその人の才能に対してお金を払ってるわけであって、薬物と音楽は別物と見る音楽好きが多いという点。その他、映画やドラマなんかの場合だと、その役者ひとりで成り立っているわけでなく、共演者・制作スタッフ・スポンサーなどがいて初めて成立するものなので、違法行為をした人物のみの責任では済まされない部分があるからなのかなと思った。
その点は、実は音楽も一緒だったりするのだけど バンドなんかの場合は、いってみればそのミュージシャンが主役で、あとは裏方だったりで、ファンは復帰すればそのミュージシャンに対して迎え入れるという構造があるので、役者やタレントの場合を大きく異なるのかなという気がした。
今回のピエール瀧の場合は、ミュージシャンと役者を兼業してるので、所属会社がどのような判断をくだすかが大きなポイントになると思うのだけど、前例に従うと音楽業から復帰しだすんじゃないかと言う気がしてる。そんな予測を立てるのは、未だ早いということは百も承知で書いているのだが。
通常、芸能界で薬物騒動を起こすと復帰できないケースもままあるが、ミュージシャンの場合は別で、現に薬物で何度も逮捕されてるにも関わらず、現役で活躍し続けるミュージシャンは多数いる。
これはどういうことなのかと改めて考えたのだけど、まずミュージシャンというものはその人の才能に対してお金を払ってるわけであって、薬物と音楽は別物と見る音楽好きが多いという点。その他、映画やドラマなんかの場合だと、その役者ひとりで成り立っているわけでなく、共演者・制作スタッフ・スポンサーなどがいて初めて成立するものなので、違法行為をした人物のみの責任では済まされない部分があるからなのかなと思った。
その点は、実は音楽も一緒だったりするのだけど バンドなんかの場合は、いってみればそのミュージシャンが主役で、あとは裏方だったりで、ファンは復帰すればそのミュージシャンに対して迎え入れるという構造があるので、役者やタレントの場合を大きく異なるのかなという気がした。
今回のピエール瀧の場合は、ミュージシャンと役者を兼業してるので、所属会社がどのような判断をくだすかが大きなポイントになると思うのだけど、前例に従うと音楽業から復帰しだすんじゃないかと言う気がしてる。そんな予測を立てるのは、未だ早いということは百も承知で書いているのだが。
ということで、前回と同様の締めになるのだけど、やっぱりこればっかりは今後の動向を見守るしかないのだと思う。
by n2u5k2o5
| 2019-03-17 09:05
| 音楽